サブスクリプション※1ビジネスにおいて拡大しているWeb完結型のサービス展開。いまセールスはもとより、購入後の「お客様の成功」を後押しすることが重視される中、情報をより分かりやすく伝えられる動画コンテンツが再評価されています。そこで、動画を手軽に自社制作できるサービス「tolliho」をご提案。「LMIS(エルミス)」というクラウドサービスでご活用いただきました。
クラウドサービスでは、自社Webサイト上でのセールスやカスタマーサポートが重要であり、動画コンテンツが有効だと考えている。そこで、手軽に動画を制作できるサービス「tolliho」を知り、導入することに。
月額定額6万円という手頃な料金で動画を制作でき、コストが削減された。さらに、豊富なストーリーテンプレートと制作マニュアルにより、制作ノウハウの無い担当者でも手軽に動画制作できるようになった。
LMISは、サービスデスク機能を中心としたサービスマネジメントプラットフォームです。例えば、ヘルプデスクの現場では、お客様へどう対応したかという情報の共有がスムーズに行われず、全体における対応品質のバラつきや業務効率の低下が課題になることがあります。そこで、情報を適切にマネジメントする機能によって課題を解決し、継続的な改善も実現するツールがLMISです。現在はクラウドによるサブスクリプション形式でサービスをご提供しており、累計で150社以上、10,000人以上にご利用いただいています。
大口のお客様を何社か獲得するより、小口でもたくさんのお客様を獲得することが、クラウドサービスのビジネスモデルだと考えています。セールスにおいては営業担当者が訪問することよりも、Webサイトでお客様にLMISの良さを知っていただくことが重要です。この「マーケティング・デジタルセールス」に動画が有効なコンテンツだと考えていたところ、以前から動画やコンテンツの制作で取り引きのあった北斗社から「tolliho」をご紹介いただきました。
tollihoの詳しい説明をお聞きしていく中で、すぐに「カスタマーサクセス※2」にも有効だと気付き、まずはその目的でtollihoを利用したいと考えました。カスタマーサクセスという言葉はクラウドのサブスクリプションサービスで注目されており、その中には、数多くのユーザーを効率的にサポートするために動画やツールなどのテクノロジーを活用する「テックタッチ」という考え方があります。ユーザーがー年間で20社以上増加し、カスタマーサポートの負荷が増えているLMISでも非常に重視しています。お客様の中には、問い合わせを面倒と感じ、自己解決の手段を求める方も多いため、動画を見ていただくことで電話やメールでのお問い合わせ件数を減らしたいと考えています。私たちも何かを利用する際に、マニュアルを読むより、動画を見て理解する機会が多くなりました。今後は、主流になっていくことでしょう。
品質の高い動画を、月々定額の安価な料金で、簡単に何本も制作できると聞き、すぐに導入を決めました。マーケティング部に依頼すれば自社内でも動画を制作できますが、tollihoならLMISの事業部内で制作できます。操作は、テンプレートやアイコンも使って素材を配置していくだけなので、とても簡単でスムーズです。現在は、担当者1名だけで制作しています。それも専任体制でなくとも制作できるくらい手軽です。
費用面から、フリーツールも検討しました。しかし、他の部署がそれで制作した動画を見たところ、tollihoで制作した動画の方が断然クオリティで優れていました。いくら無料のツールでも、私たちが動画を作る手間を考えたら、tollihoの月額5万円はむしろ安いのではないでしょうか。コストパフォーマンスの差は歴然です。
公開した動画数がまだ少ない(2020年1月現在)ため、本格的な評価はこれからだと思っています。しかし、社内ではマーケティングの視点から新しい取り組みとして評価されており、社内でのさらなる横展開ができればと考えています。もし、他の部署から動画制作の相談を受けたらtollihoを薦めたいです。ただ、ビジネスモデルとして、動画で紹介することが適したサービスであることは前提となります。動画だけでアプローチするのではなく、営業が訪問してしっかりとお客様をフォローすることも重要ですので、状況に応じた方法を採ろうと考えています。
いずれにせよ、tollihoは工数を掛けずに安定した品質の動画を制作するのには、とても良いサービスです。これからもうまく利用して、積極的にコンテンツを増やしたいです。tollihoもサブスクリプションサービスの一種だと思いますので、カスタマーサクセスのために、より良いものへ進化してくれることを期待しています。
会社名
株式会社ユニリタ
設立
1982年5月24日
代表者
代表取締役 社長執行役員 北野 裕行
本社所在地
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟
事業概要
データ活用領域、ITシステム運用管理領域のパッケージソフトウェア開発・販売・サポートおよびソリューション、コンサルティングサービスの提供
URL
2020年2月6日取材時点