映像ならではの“伝える力”には、製品を魅力的に見せようというだけでなく、より正しく理解して“購入いただく、使っていただく”効果もあることは、多くの方々が認めるものになっています。実績ある自動機械装置のほかに、多様な機器を取り扱うCKD株式会社でも動画の可能性に着目。もっとコストや手間を抑えて、より多くの動画を作りたいというニーズからtollihoを採用いただきました。約1年ご利用になられたご感想を、担当の土屋様にお聞きしました。
費用や時間がかかるため、年間1,2本しか動画を制作できずにいた。主に製品のPR用だったが、製品の操作方法や機能実証を動画で見たいというニーズも多く、もっと気軽に動画を制作できる手段としてtollihoを導入。
大幅に費用を削減しながら、手軽でスムーズな制作依頼が可能に。毎月数本の動画をコンスタントに制作できるようになった。動画の仕上がりにはプロの技術も垣間見られ、高いコストパフォーマンスを感じている。
販売促進部は、製品カテゴリーごとに担当グループを設け、営業部門と技術部門の間に入って新製品の発売を準備したり、販促策を考えたりしています。そして、必要となる販促ツールの制作を、私が所属する広告宣伝グループが担っています。ここでは製品カテゴリーごとではなく、ツールの種類によって担当が分かれ、私はホームページを担当しています。ただ、動画制作については例外で、各カテゴリーの担当グループが担い、広告宣伝グループはそれをサポート。私が制作スケジュールや決裁のハンドリングから、発注、検収、運用管理などに関わってきました。
以前の動画制作は、製品PRや業種向けPRが中心でした。展示会の開催などに合わせて映像制作会社に依頼していましたが、映像にCGを用いることが多く、費用・工数ともに大掛かりになっていました。とくに費用は、一部修正の場合でも決裁を申請する必要があるほど高かったため、動画制作は年間で数本しかできず、いくつもの動画制作を断念していました。
そのような状況の中で、北斗社から紹介されたのが「tolliho」です。月額5万円はとても手ごろで、まずは始めやすい。そして、この費用感なら失敗を恐れずにいろいろ試しながら動画制作できると考えました。以前の制作方法では、気軽に制作を依頼できませんでした。高額な費用だからこそやり直しが無いよう、どのような内容の動画にするかしっかりと企画を練り、製品の見せ方などを検証してから依頼する必要があったからです。tollihoを社内関係者に紹介してみたところ、素材を撮影するだけで制作依頼できることに誰もが関心を寄せ、決裁もすぐに下りました。私の業務においては、動画を制作・修正する度に上げていた稟議が、tollihoで制作する分については年1回のライセンス契約に集約されたため、かなり負担が減りました。
PR動画では、製品が「どのような場所」で「どう動くのか」を見せたいのですが、お客様の現場でご利用いただいているシーンを撮影することは、あまりできません。このため、手に入らない映像素材は映像制作会社に依頼し、CGで制作していただく必要があります。しかし、私たちが制作したいと考えているのはPRを目的とした動画だけではありません。製品の操作・設定方法や、従来品との機能比較、効果の実証を動画で見たいというニーズがあります。この場合は、製品の仕組みをイメージで伝えるCGよりも実際の映像がいいという意見が強く、それなら自社内で撮影して素材を用意できます。CG制作が不要なら映像制作会社へ依頼する必要もありませんので、tollihoを積極的に利用するようになりました。
特に、カタログや取扱説明書があまり熟読されない海外から、見て簡単にわかる説明動画を求める声がとても多くあります。tollihoなら、簡単に制作依頼ができ、北斗社とのクイックなやり取りで、スピード感をもって動画を完成させられるため、そのような声に以前よりも応えられるようになりました。現在、各製品カテゴリーの担当者が、利用スケジュールを組んで順番待ちしながら、tollihoを休みなく運用している状況です。tolliho は仕様上、1アカウントの契約で複数の動画制作を並行して依頼することはできません。しかし、依頼中の動画があっても複数のユーザーがログインして別の依頼をするための準備作業は進められるため、順番に交代して利用するのもスムーズです。そして何よりも、tollihoによって各担当者がより主体的に制作してくれるようになりました。動画の種類が増え、さまざまな内容で制作されるため、以前よりも有益な動画をお客様へ提供できるようになったと思います。
tollihoは、直感的な操作で簡単に使えるところが、とても良いと思っています。1,2本制作すれば誰でも使い方を理解して、スムーズに作れるようになります。豊富なテンプレートがあるのも良い点ですね。テンプレートが動画制作を本当に分かりやすくしてくれます。テンプレートの中から、こちらが思い描くストーリーに適したものを選び、これに合わせて必要な素材を集めればいい。そして、それを文字や映像の配置が決まっているテンプレート内に落とし込んでいくだけなので、レイアウトなどにも悩みません。イメージ通りの動画がスイスイ制作していけます。本当に手軽です。担当者から私への質問や相談も以前より減りました。私としては、製品の何をどのような映像にして伝えるのか、大事なポイントにおいてフォローやアドバイスをしています。
実は、近ごろ動画のニーズがさらに増えたため、tollihoとは別にパッケージの動画編集ソフトも購入し、動画を社内制作しています。しかし、これで担当者が作った動画の仕上がりを見ると、tollihoで制作した動画の方がスタイリッシュで、プロの技術が感じられます。そして、tollihoのスタッフの方々がとても気配りをしてくださる。例えば、こちらからの依頼に対して気になるようなことが少しでもあると、スタッフの人から積極的に確認や質問がきます。私が制作した時にも、お伝え漏れしていたことに気づいてくださったり、特に相談したわけでもないのに、こちらが判断に迷ったり気になっていたことを察して確認してくださったのには驚きました。修正依頼にしても、こちらの分かりにくい要望を上手く汲み取ってくださり、いつも感謝しています。単にシステムを利用するだけのサービスではなく、しっかりとしたサポートがある点も、tollihoの大きな魅力だと思っています。
当社では積極的に海外展開していることから、1本の動画を日・英・中の3言語で制作する必要があります。先ほども出てきました1アカウントで複数の動画制作を同時依頼できない仕様のため、3言語で用意するのに1ヶ月ほど必要となり、この間ほかの動画の制作依頼は待つことになります。そこで、現在はtollihoをもう1アカウント契約し、計2アカウントを利用して、月に4~6本のペースで動画制作をしています。
今後、動画を制作する機会は、さらに増えそうです。当社の製品シリーズは1,000種類近くあり、モノによっては1製品に対して7本もの動画を用意しているケースもあります。ひと口に製品の使い方を紹介するといっても、1つの製品にさまざまな機能があり、設定項目や方法も複数あるからです。このためtollihoは、これからも当社に不可欠なサービスだと考えています。当社のようにコストを抑えながら、たくさんの動画をスピーディーに作っていくというニーズに最適なサービスではないでしょうか。
会社名
CKD株式会社
設立
1943年4月2日
代表者
代表取締役社長 梶本 一典
本社所在地
愛知県小牧市応時2-250
事業概要
自動機械装置、駆動機器、空気圧制御機器、空気圧関連機器、流体制御機器など機能機器の開発・製造・販売・輸出
URL
2020年8月19日取材時点